東京マラソン ゴール地点 東京駅前 変更 2017 2018 高速 ペースメーカー.jpg

画像は"https://goo.gl/iS1xAI"より。

2017年は、11回目にして初めてのコース変更が行われた東京マラソン。
それまでの10回は、とにかく関係者が知恵をしぼり、いかに安全に3万人超のランナーを走らせるか、その点だけが懸念されていた。

ところが、ワールドマラソンメジャースの仲間入りを果たして、国際的な市民マラソンとしてのステータスを獲得した東京マラソン。
コース変更により、かなりの高速化も実現し、ペースメーカーによってのタイムコントロールも成功した。
これにて、国内マラソンでは初めての2時間3分台の驚異的なゴールタイムも演出されたのである。

かなりフラットなコース設定は、ランナーの負担をも軽減し、高速マラソンのイメージを示した形となった。
タイム出る!となると、今度は超一流ランナーの関心も集められるため、なおさら注目度の高い大会となるわけである。


この好循環の蔭に、問題点もないわけではない。
今回のように、東京駅周辺をゴール地点とすると、ランナーの荷物引き渡しなどの問題が再度浮上する。
というより、警備体制なども1から見直さなくてはならなくなる。

観戦者によるゴミの問題や騒音の問題など、今までは気がつかなかった新しい問題も目に付いてくる。
そして、過去の記録もすべて"参考記録"となり、相互の比較も難しくなってしまう。


但し、ワールドマラソンメジャースに恥じることのない、レベルも維持されつつある。
東京の街になじみ、人々の協力も得られやすくなってきているのも頼もしい状況だ。

2018年についてだが、コース変更などがあった場合、夏頃までには公式の報告がなされるのではないか?という憶測もある。
東京オリンピックをにらんで、新国立競技場をゴールにしては?という意見も陸上競技連盟などからはでているようである。
ゴール地点を屋内にすると準備がしやすく、混乱も少ない説があるためのようだ。


コース変更にて、2017年の東京マラソンは、成功したと言っても良いと思うが、2018年以降にも何からの変更が加えられるかも知れない。
ワールドマラソンメジャースの各大会も、何度もコース変更して、少しずつ方向性を模索してきている実情もある。
今後も、一層親しみやすくレベルの高い大会に変化していくことが期待されるのである。

< 関連記事 >

【注意】東京マラソンのゴール地点が2017から変更に。その理由は

< スポンサードリンク >

 カテゴリ

 タグ