ボブ・ディラン ノーベル文学賞授賞式 欠席 講演 6ヶ月以内 負担.jpg

画像は"https://goo.gl/m9ECDm"より。

突然の朗報に、ボブ・ディランご本人が、むしろ狼狽してしまったのではないかと噂されていたノーベル文学賞受賞である。
当初、ボブ・ディランはスウェーデン・アカデミー(ノーベル賞を授与するサイドの団体ですね)の呼びかけにも応じなかったのである。
マネージャーに電話しても「今、寝ているから」などの返答だったため、授与側も困惑していたのである。

元々、反社会とか反体制などで売り出していたボブ・ディランであるが、経歴が長くなり大御所扱いされてもおかしくはなかったのである。

しかし、権威あるノーベル賞を突然やるよと言われても、本人的には「えー、自分?」と言ったところであろうか?
自分の柄じゃない、と思うようなものと、とても光栄なことには違いないのかも知れないが、突然プレゼントされても、困るな...
貰った方のボブ・ディランの困惑・苦悩も大いにわかるのである。

受賞後のコンサートのMCなどでも、本人は一切触れていないようである。
その後、スウェーデン・アカデミーも「ボブ・ディランと連絡を取るのは諦めた」など、敗北宣言的なものさえ出す始末。

ノーベル文学賞という賞も、なかなか立ち位置が難しいのだろうと想像するのだが...
純文学、というわけでもないだろうし、新しい方向性を見いだそうとしていたのかも知れなかった。

ボブ・ディランとしても、今更貰わなくても、の感があるように思うし。
そして、アメリカの国内などからも「ノーベル文学賞を貰ったのに、相手にもしないのは失礼!」などのプレッシャーもあったのかも知れない。
かなり時間が経ってから「受賞する」旨の意思表示があったものだから、授与した側もホッとした所かも知れない。

だが、さすがに授賞式はテレる、何とか回避したいと言うことか?授賞式は欠席する意思表示があった。
先約があるので12月10日の授賞式には出席できないと報告。
過去には授賞式を欠席した例もまれにあるようで、これは授与側も承認せざるを得ないようだ。


ノーベル賞って、何かと権威張って難しいようであり、受賞から六ヶ月以内に講演をすることが受賞の条件と言うことらしいのである。
どうして、ボブ・ディランにこう無理難題を押しつけていくのだろうか?
ボブ・ディランの苦悩は続くのであった。

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