画像は"
http://matome.naver.jp/odai/2140489014821091101"より。
かなり話題に上っている三浦弘之九段の対局中のスマホ使用疑惑の話である。
その後、どうなっているか、自分も気になっているので調べてみた。
将棋連盟にJ-CASTニュースが取材したりした内容が、少し付け加えられているだけだが...
将棋連盟の広報担当者は
「(三浦氏の)離席回数があまりに多かったので、過去の複数の対戦相手から不正を疑う声が上がっていた」
と説明したようだ。
また、棋士の間では、7月頃から「スマホにより不正を一部の棋士がやっている」という評判が出ていたという。
(当時は、具体的に三浦氏の名前が出ていたわけではなかったと、追加して説明している)
これらの状況を踏まえて、将棋連盟は10月11日に三浦氏に聞き取り調査を実施した。
(一説、5人のプロ棋士から、ソフト使用ではないか?との告発があったとも書かれているサイトもある)
連盟は、調査にあたって資料も作成しており、その一部には、将棋ソフトが示した最善手と三浦氏の手の「一致率が高い」と指摘した箇所もあったという。
三浦氏は、離席率の高さについては「別室で体を休めていただけ」と説明したという。
(これ以下の展開については、既にネットなどで報道されているものである)
ここからは、かなり個人的な意見となるが、将棋連盟は内々で不正行為云々は納めてしまいたかったのではなかったかと思う。
代替挑戦者として決まった丸山忠久九段に対しても、万が一の場合は出場もあり得るから、ぐらいの説明をしていてもおかしくないと思う。
(将棋連盟って、やはり同業者の利益を、かなり内向きに守ろうとする団体だと思うから、なんだけど)
また、丸山忠久九段も「日本将棋連盟の決定には個人的には賛成しかねます」と説明しているが、丸山九段も告発者ではないか?との憶測もあるようだ。
告発者は、連盟としてはやはり守らなくちゃならないだろうし、不利を被っても気の毒であろうし...
丸山氏も、自身が悪者みたいにされても困るだろうし、そんな背景のあるコメントのような気がするのだが...
それにしても、現在のプロ棋士の世界って、かなり微妙な位置に置かれているのではないだろうか?
ソフトがどうやら人間より強くなったようであるし、最強の対戦だからこそファンも集まれば魅力もあったわけで。
高校野球みたいに、最高水準ではないが、頑張る姿を応援する、そんな世界になっちゃうの?
将棋連盟の対応がまずい、とひたすら書いている人もあるが、谷川氏とか故米長氏とかは、兄弟から東大卒がバラバラと出るような一系なわけで、馬鹿な連中がいい加減にやっているとは、ちょっと思いがたい。
将棋指しで飯を食っている大勢の人間がおり、この業界の行く末を左右するような状況が差し迫っている現時点では、むしろ最初から弁護士を入れてガチガチにやってるんじゃないのかしら?
というか日頃、絶対的な最善手を練りに練って工夫しているような人達が、そんなに単純に内輪で決めているとも考えがたい。
今回も、将来的にはスマホを取り締まる、と数日前に一段予告してからの、今回の三浦九段の発表となっているのである。
連盟対応はとてもまずいと見せかけて、親心というか、この先三浦九段が追い詰められないように、という配慮がある気がするけど...
ネット上の意見で、自分の考えに近いのをいくつか拾ってみると...
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だからさ、仮にグレー又はシロだったら読売が対局者変更に同意する訳無いでしょ
読売が同意したって事は三浦がクロの証拠があるって事
でもその証拠は連盟が持ってるわけじゃないの。でも連盟も黒に近いグレー位の状況証拠を持ってる訳
じゃあ証拠は誰が持ってるのかってそれはどこかの週刊誌よ
もう少ししたら三浦がクロの証拠が週刊誌から出る訳
だから読売も対局者変更に同意したし連盟も中途半端な発表しかできない訳
連盟からしたらこのまま三浦挑戦者のまま竜王戦始めてその後で三浦クロの情報が週刊誌に出されたらそれこそ終わっちゃうのよ
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この流れは状況証拠のみじゃないような気がする。
決定的な証拠があるけど、武士の情けで公表しないだけじゃないか?
本当に濡れ衣なら訴えればいいと思うよ。
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自分はそれだと思うスクープ側はタイトル戦始まってからのが反響あるからそれを狙うのは当然だし
将棋の主なスポンサーはマスコミだから事前に読売が察知して連盟に詰め寄るのも当然だしな
(ちょっとたどたどしい書き方ですが、後で検索しやすいように、原文のまま掲載しました)
さて、プロ棋士の意見としてネットに掲載されている(いた)ものの中では、かなり急先鋒と思われるのが橋本崇載八段のツイッターである。
橋本八段が書き込んだ後、あちこちから取材の申し込みが来たり、三浦九段の信奉者からバリバリ書き込みが来たりしたらしく(?)、その後は全削除されているが、ここに書き留めておくことにしよう。
10月13日の橋本崇載八段のツイッターの覚え書き...(ここから)
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実は少し前からこの話は知っていた。将棋界の情報には疎い俺でもです。
さて、何書くか…。
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数週間か1か月ほど前に、奴と対戦した人が不正行為をやられたと憤慨していると聞いた。恐らく、その後に決定的にクロ断定できるものを掴んで、踏み切ったのだろう。
将棋連盟はタイトル戦開催まで数日というギリギリのタイミングでよく英断したと思う。
始まってからでは、より取り返しがつかない。
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ファンには酷な知らせと思うが、個人的にも1億%クロだと思っている。
奴が除名になるかどうかは知らないけど、俺は二度と戦う気しない。
以前からソフト指し、モラル、カンニング、再三警鐘を鳴らしてきたつもりだが、最悪の形になりただただ残念だ。
これでも潔白を信じるという人はどうぞご自由に。
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最大の被害者は渡辺竜王ではないのか?数日前のA級戦、大事な大事な一局、どんな心境でいたか?
そして、ずっと1番の目標にしていた防衛戦が数日前にまさかの相手変更である。精神的動揺はどんなものであろうか。
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俺としては、とにかく渡辺さんに、流石は人類最高峰の将棋だと感動させるような圧倒的な内容を期待します。
こういう発信は、本当しんどいんでこれくらいで。
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(上記、かなりコピペっぽくて申し訳ありませんが、まとめて読めるように工夫してみました)
それにしても、対戦中にしばしば離席というのでは、やはり疑われても仕方がないところではないか?
『李下に冠を正さず』という故事があるが、これは気をつけなくてはならないのではないだろうか?
(よろしかったら、こちらもお読み下さい!)
三浦九段の担当弁護士が日経の取材に応じる。「撤回を求めたい」
⇒
https://goo.gl/akzXCY
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