千葉医大学医学部5年生 集団暴行致傷罪 逮捕 氏名 顔画像 千葉県警 発表.jpg

画像は"https://goo.gl/aqrXSB"より。

千葉大医学部5年生3名による集団暴行傷害事件が思わぬ方向に展開して波紋を呼んでいる。
どうやら事件とは全く関係ない千葉大医学部5年生の名前などがネットに掲載されて炎上中のようだ。
関係ない医学部生としては、大変な迷惑・風評被害ということになるが、元はといえば、千葉県警が氏名を公表しないなどと、一度は明言したことも端を発している。

本年9月に起きた事件を改めてまとめてみると...
千葉大学医学部5年生の3人(20代)が飲食店の女子トイレで、酒に酔った一人の女性を介抱するふりをしながら性的暴行を加え、ケガをさせたというのである。
3名は11月21日に逮捕された。

逮捕容疑は集団暴行致傷罪であり、裁判員裁判の重大事案である。
しかし、千葉県警は逮捕された医大生3名の氏名を含めて事件内容の一切を発表しなかった。
メディアの報道で初めて、明らかになったのである。

3人が逮捕された翌日の11月22日に千葉県警は、発表しない理由についてこう説明していた。

① 「共犯者の有無など、捜査上の支障が出るおそれがある」
② 「被害者が特定されるおそれがある」

この2条件が提示された。

「被害者と警察当局との関係を重視した」というのは、被害者保護の意図がみられるが、果たしてそうなのか?

当初、千葉県警は「今後一切発表しない」と公言していたのである。
その後、少し表現がかわり「捜査に進展があれば、発表する可能性もある」とコメントしていた。
しかし、実際に発表するかどうかは明言を避けていた。

恐らく、著名人やVIPの係累や子弟が混じっているのではないかという憶測が流れていた。


その後、なおなお事件は迷走し始めるのである。
事件に関係ない学生の実名が掲載されはじめたのである。
インターネット上に「千葉大医学部の強姦魔はコイツら↓とあるが本当か?」

これらの出来事について千葉大学の関係者のコメントは
「ネット上に名前があがるのは怖いが、警察が発表しない以上しようがない」


立教大学 名誉教授の服部孝章氏は

「逮捕して身柄拘束した人間の名前さえ明らかにしないし、事件そのものも発表しないのは、事件が社会性・公共性がないことになってしまう」
「警察の捜査が、本当に適法な手続きで行われているか それも社会が検証できない」

また、関係ない医学部生の顔画像や名前が出ることについては

「いろいろな風評が起きたり顔写真が出たり、いろいろなことが起きる。かえって不確かな情報を生み出すことになる」

「千葉県警本部長や警察庁長官が(非公表の)発表のあり方をどう思うのか」

現在犯人側は、必死の示談交渉のまっただ中である可能性が高いが、果たして...

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