三浦弘之九段 渡辺明竜王 疑惑 ソフト指し 問題 その後 考える 後日談.jpg

画像は"https://goo.gl/djgQkV"より。

将棋はやはり、ニュースバリューとしてはかなりマイナーなのかもしれないが、ネット上では活発に議論されているようだ。
その後もいろいろの憶測が流れてもやむを得ない状況は続いているようである。

個人的に思うのだが、やはり将棋は人対人の競技としてのやりとりに味があるのではないかと思う。
それぞれの個人に持ち味があり、良い手・悪い手を通じて例えば『〇〇八段らしい一手』などと味わったりするのではないか?
そうなると、勝てば良いとばかりにソフトに頼るなどはやはり言語道断と言わざるを得ない。

その上で、人間の強さが求められるのであり、結果はやはり実力で問われることが大切である。
自分が思うのだが、ソフト指しの疑惑がある、そんな相手とは指せないと言い張り、話を大きくした渡辺明竜王の行動もちょっと問題なのではないか?

あくまでネット上で取りざたされている内容を踏襲しての話であるが、渡辺明竜王は、本年の竜王戦の直前に渦中の三浦弘之九段に三連敗していたらしい。
その前提で、ソフト指しの疑惑のある相手とは指せないと言い、タイトル剥奪でも構わない、などと発言したようである。
協会は、タイトル戦は収入源であるし、疑惑の表出は競技将棋・プロ将棋全体を揺るがす大問題であるから、無視できなかったと思われる。

しかし、竜王はやはり王者であるから、じたばたしない方が、より王者の貫禄!というところではなかったか?
つまり、相手がソフトを使っている噂があるから、今年からは厳重にソフトを見張って欲しい!と言うべきではなかっただろうか?
そして、ソフトが使えない相手をこちらは実力で圧倒し、ほら、ソフトがなければ勝てないだろう!と証明してやれば良かったのではなかったか?

後日、自身のブログで曰く「大変なことになってしまいました」などと報告するのは、どうなのだろうか?

ソフト指しの指摘・疑義提唱者として、そしてタイトル保持者としての立場で理事会に特別参加してソフト指し間違いなし、というのはちょっと筋が違っていなかっただろうか?
なぜに、そんなに焦っていたのか、やはり早まった行動であったと言わざるを得なかったのではなかったか?

後日談になるが、2016年の竜王戦は代替挑戦者に選ばれた、急仕上げだった丸山忠久九段が大健闘して三勝三敗の五分の状況に持ち込み、現竜王が辛くも勝ち越している。
来年は、どうなるのか、三浦弘之九段が雪辱出来るのかが注目される。

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