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メッシが脱税容疑でスペインで有罪判決を受けた。
メッシとメッシの父親に対して脱税罪にて禁固21ヶ月、罰金370万ユーロ(=日本円にて4億1000万円)をスペインの裁判所が申し渡した。
スペインでは暴力犯罪以外は2年未満の禁固刑の初犯は執行猶予がつくことが多いため、メッシもその適応がなされるのではないかとの憶測がある。
これも、メッシ選手の代表引退と関係があるかもしれない。
メッシ選手の代表引退には、広く知られている理由としては大きく2つがあげられる。
まず、メッシ選手はサッカー選手としてはきわめて優秀であり、実績も申し分ないものだがアルゼンチン代表としての優勝歴がないのである。
これが、アルゼンチン国内でのメッシ選手に対するかなり激しいバッシングにつながっているというものである。
とにかく勝てないとき「メッシが点を取らないから!」となるのだが、メッシ選手一人では、やはり試合はどうにもならないのである。
また、相手チームもメッシ選手を止めなければ!とあの手この手でメッシ封じにかかる。
これまで、とにかくメッシ選手は苦しめられてきたと想像できるのである。
しかも、大きな大会でことごとく準優勝に終わるのである。
これでは、本人も生殺しの状態であり、苦しさもピークというものだろう。
それに加えて、アルゼンチンの国情もあるようだ。
治安も悪くなっているようだが、財政がかなり逼迫してきている。
なおさらよくないのが、アルゼンチンのサッカー協会(= AFA)の驚くべき腐敗ぶりである。
アルゼンチンから開催地のアメリカに行く際のチャーター便が遅延してしまったらしいこと。
練習パートナーとしてアルゼンチンのU-20の選手たちを帯同させることが恒例であったらしい。
これは、U-20の選手にとっても大変な刺激になるだろうし、練習パートナーとしてはもってこいというところ。
ところがこれもできなくなり、滞在先で手頃なチームと交渉しなくてはならなかった。
手頃なチームと言っても、アルゼンチン代表の相手だから、弱すぎる相手ではだめなのは当たり前である。
なのに、現地でしかもその場で交渉しなくてはならなかったようなのである。
まだまだある。
開幕直前1週間のキャンプ地で、ホテルの準備ができておらず、選手がロビーで長時間待たされる。
食事の手配もままならず、スタッフがガソリンスタンドの売店に走ってサンドイッチを手配する。
ホントに強豪国の代表選手の待遇なのか?と疑わざるを得ない状況だったようだ。
これもすべては、アルゼンチンサッカー協会の不手際のせいのようなのである。
実際、放映権料とかを考えると、アルゼンチンサッカー協会には莫大な収入があるはずなのである。
ところが、これが忽然と消えてしまっていると言うから驚きである。
緻密なコンディショニングが必要なトップクラスの選手が、日本の高校生チーム以下の待遇で試合に出ているのである。
そして、チャーター機の遅れと、財政面で切り詰めたための悲惨な状況が代表選手にとっては大変なハンディキャップになっていたようだ。
これで続けろという方が無理というものなのである。
決勝戦の2日前の記者会見でメッシ選手は「不満な蓄積されたものである」と語ったという。
こんな状況でバッシングされたら、誰だったやめたくなるというものである。